2024年7月25日、開成中学校・高等学校(東京・西日暮里)で「ライトハイク教室」を中学・高校合同有志に実施いたしました。(日本財団助成事業)
「詩の先生(ポエトリー・ティーチャー)」は、俳人の長谷川櫂さんをお迎えしました。
授業は前半(50分)と後半(50分)2コマ連続で実施。前半は個人実作、後半は団体実作と長谷川櫂さんの講義です。
前半は個人で実作を3回。それぞれ、長谷川櫂さんから出された「8文字」「10文字」「12文字」のお題(上の句)に結ぶ言葉(下の句)を皆さんに出してもらいました。長谷川櫂さんの上の句はそれぞれ
恋する山の手線よ(8文字題)
雷鳴の轟くしづかさは(10文字題)
期待どおりにするもんか!(12文字題)
今回、生徒さんと一緒に英語科の先生も参加してくださり、こんな素敵な下の句を結ばれました。
恋する山の手線よ
使い古した単語帳
とても良いお手本になったと思います。
後半は団体実作。将来、ライトハイクの全国大会を実施する際、団体競技として行う予定の「ライトハイク・パシュート」を初めて実施しました。世界初です。
最大のポイントは、三人でひとつのフレーズを生み出すこと。
古今東西、詩はひとりで作るものです。
連歌や連詩といった例外もあるにはありますが、それらもあくまで個々の詩句をつなぐもの。複数で話し合い、ひとつの詩句を編むことはありませんでした。
ライトハイクは「和える歌」です。
であれば、作り方にも「和」を採り入れたい。
初めての試みでしたが、大変興味深い結果となりました!
その内容は後日、雑誌レポートでお知らせいたします。
これから続くライトハイクの歴史の中で、とても大きな1日となりました。
機会をいただいた開成学園さん、ご担当の先生方、そして何より生徒の皆さん、ありがとうございました!